持続化補助金ってどんな費用が対象なの?対象要件は?

持続化補助金とは?

持続化補助金という名前を聞いたことがある方も多いかと思います。
今回は、第13回公募 持続化補助金についてコラムを執筆させていただければと思います。

持続化補助金とは、正式名称「小規模事業者持続化補助金」というもので、主に販路開拓や生産性の向上を目的とした経費に対して、国から補助が下りるというものになっています。

公式資料にはこのように記載があります。


資料:小規模事業者持続化補助金 ガイドブック 持続化補助金とは?より

販路開拓・生産性向上とは、どんな経費が含まれるのか。
後ほどご説明をさせていただきますが、具体的にいうと広告費や展示会への出展費用、機械装置購入などの費用が含まれ、幅広い事業者を対象とした補助金となっています。

また採択率も他の補助金よくも比較的高く、利用しやすい補助金といえます。

対象者

大まかな概要がわかったところで気になるのは、対象者ではないでしょうか。

以下は、中小企業庁が公表している小規模事業者の定義です。
製造業、その他事業者は従業員20人以下、商業・サービス業は、従業員5人以下が持続化補助金の要件を満たす対象者となる可能性があります。

中小企業庁 小規模事業者の定義
サイト:中小企業庁 公式HP 小規模事業者の定義より

また他にも追加で要件が3つあります。
以下の全てを満たす事業者の方は、補助対象者となります。

① 資本金又は出資金が5億円以上の法人に直接又は間接に100%株式保有されていないこと(法人のみ)
② 直近過去3年分の各年又は各事業年度の課税所得の年平均額が15億円を超えていないこと
③ 持続化補助金(一般型、コロナ特別対応型、低感染リスク型ビジネス枠)で採択を受けて、補助事業を実施した場合、各事業の交付規程で定める様式第14「小規模事業者持続化補助金に係る事業効果及び賃金引上げ等状況報告書」を、原則本補助金の申請までに受領されたものであること。
※「受領された」とは事務局から指摘のあった不備が解消した状態であることを指します。
④ 「卒業枠」で採択され事業を実施した事業者ではないこと。

資料:小規模事業者持続化補助金 ガイドブック 補助金の対象者とは?より

中小企業庁が公表している小規模事業者の定義と上記の①〜④に該当する事業者の方は、補助対象者になり得ます。
また個人事業主の方も対象者となり得ます。

持続化補助金の各類型

持続化補助金も他の補助金の同様、類型が分かれており、それぞれ補助額が異なります。
5つの類型は、通常枠、賃金引き上げ枠、卒業枠、後継者支援枠、創業枠になります。

下記の表に記載したものがその概要になります。

持続化補助金の各種類型
類型概要
通常枠小規模事業者自らが作成した経営計画に基づき、
商工会・商工会議所の支援を受けながら行う販路開拓等の取組を支援。
賃金引き上げ枠販路開拓の取り組みに加え、事業場内最低賃金が地域別最低賃金より+30円以上である小規模事業者。
卒業枠販路開拓の取り組みに加え、雇用を増やし、
小規模事業者の従業員数を超えて事業規模を拡大する小規模事業者。
後継者支援枠販路開拓の取り組みに加え、
アトツギ甲子園においてファイナリスト及び準ファイナリストに選ばれた小規模事業者。
創業枠産業競争力強化法に基づく「特定創業支援等事業の支援」を受け、
販路開拓に取り組む創業した小規模事業者。
※1 賃金引き上げ枠において赤字事業者は、補助率3/4に引き上げ
資料:小規模事業者持続化補助金 ガイドブック 申請類型一覧より

持続化補助金を申請する場合は、上記の5つの類型の中から選択し、申請手続きを行うことになります。

補助対象経費

次に補助対象経費についてご紹介していきます。
下記がその一覧になります。

冒頭で記載した販路開拓にかかる経費や生産性向上にかかる経費が主になります。
またそれ以外にも補助対象事業に関する資料・図書図書購入費、設備購入の際のスペースを確保するための設備処分費など幅広い費用が経費として認められています。

補助対象経費
資料:小規模事業者持続化補助金 ガイドブック 補助対象経費より

どのくらい補助が下りる?

次に補助が下りる金額と補助率について記載いたします。

申請する類型によって補助上限額が異なります。
またインボイス適格請求書発行事業者の登録をされている場合は、下記の補助上限額に対して50万円上乗せとなります。

下記の表が補助率と補助上限額になります。

補助率・補助上限額
通常枠賃金引き上げ枠卒業枠後継者支援枠創業枠
補助率2/32/32/32/32/3
補助上限額50万円200万円200万円200万円200万円
※1 賃金引き上げ枠を選択の赤字事業者は、補助率が3/4となります。
※2 インボイス特例の要件を満たす場合は、補助上限額に対して50万円上乗せとなります。
資料:小規模事業者持続化補助金 ガイドブック 補助率・補助上限額は?より

まとめ

いかがでしたでしょうか。

持続化補助金は、主に販路開拓や生産性向上、その他付随する経費を対象に補助が下りる補助金となっております。
小規模事業者の定義に当てはまる方、個人事業主の方は、補助対象者になり得ます。

また類型や申請枠で補助率や補助額が変わってきます。
事業計画書の策定や補助金の相談は、ぜひ専門家にお問い合わせしていただき、
資金調達の1つの選択肢としていただければと思います。